ゼルダ無双シリーズ、気づいたら3作品も出ていて「あれ、どれが最初の話だっけ?」となった方、多いのではないでしょうか。
このシリーズ、発売順とストーリー上の時系列がズレているうえに、正史(公式設定として認められた物語)と平行世界(if展開)が混在しているのでややこしいんです。
結論から言うと、『厄災の黙示録』はif展開、『封印戦記』はティアキンにつながる正史という扱いになっています。
この記事では3作品の関係性を時系列チャートで整理し、初心者向けのプレイ順まで解説していきます。
ゼルダ無双シリーズ全3作を時系列チャートで比較
まず結論からお伝えすると、ゼルダ無双シリーズは3作品で構成されていて、それぞれ立ち位置がまったく違います。
- ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ(DX含む):歴代シリーズのキャラクターが集結する番外編
- ゼルダ無双 厄災の黙示録:『ブレス オブ ザ ワイルド』のif展開
- ゼルダ無双 封印戦記:『ティアーズ オブ ザ キングダム』につながる正史のプリクエル(前日譚)
「発売順」で並べると開発の流れが見えますが、「物語上の時系列」で並べると、また違った顔が見えてきます。
発売順と物語上の時系列の違い
| 観点 | ハイラルオールスターズDX | 厄災の黙示録 | 封印戦記 |
|---|---|---|---|
| 位置付け | 番外編(時系列外) | ifストーリー | 正史のプリクエル |
| 舞台となる時代 | 複数シリーズ横断 | ブレワイ100年前〜厄災発生時 | ブレワイ100年前よりさらに過去 |
| 本編との関係 | 独立 | 平行世界 | 公式設定として確定 |
こうして並べると、「厄災の黙示録」と「封印戦記」はどちらも過去を描いていますが、扱いがまったく違うことがわかります。
ここが今回いちばん伝えたいポイントなので、この後じっくり掘り下げていきます。
各作品の本編との関係性(正史/if)
「正史」とは、公式が続編・過去作の設定として正式に採用しているストーリーのこと。
「if展開(平行世界)」とは、本編とは異なる分岐した可能性の物語として描かれるもの。
この違いを知っているだけで、ゼルダ無双シリーズの見え方がガラッと変わります。
ゼルダ無双 厄災の黙示録:ブレワイのif展開
「厄災の黙示録」は、『ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前、ハイラル王国が厄災ガノンに滅ぼされる直前の出来事を描いた作品です。
リンクやゼルダ、四英傑と呼ばれる仲間たちが厄災に立ち向かう姿を、無双シリーズならではの爽快なアクションで体験できます。
Nintendo Switch用ソフトとして2020年11月20日に発売されました。
発売背景とストーリー概要
ブレワイ本編では「すでに敗れてしまった過去」として語られるのみだった100年前の戦い。
その空白を埋める形で、四英傑たちの活躍を丁寧に描いたのがこの作品です。
プレイしていると、ブレワイ本編で感じていた「もし彼らが生きていたら」という切なさが、より鮮明になってきます。
なぜ『if』なのか:本編との違い
結論として、厄災の黙示録は本編とは異なる結末を迎える平行世界として位置づけられています。
ブレワイ本編を知っている人ほど「あれ、この展開は本編と違う」と感じる場面が出てくるはずです。
これは矛盾ではなく、開発側が意図的に「もう一つの可能性」として描いた結果なんです。
厄災の黙示録は、そうした「変えられたかもしれない過去」を描くことで、ブレワイ本編の切なさをより深く味わわせてくれる作品になっています。
ゼルダ無双 封印戦記:ティアキンに繋がる正史プリクエル
「封印戦記」は、『ティアーズ オブ ザ キングダム』本編でリンクとゼルダが目撃する、はるか昔の「封印戦争」を描いた作品です。
厄災の黙示録と違い、こちらは公式が正史として位置づけているストーリーという点が最大の特徴になります。
発売背景とストーリー概要
ティアキン本編をプレイした方なら、序盤で描かれる「初代ゼルダ姫とリンクの祖先」の戦いを覚えているのではないでしょうか。
封印戦記は、その断片的にしか語られなかった過去の戦争を、無双シリーズのスケール感でフルに描いた作品です。
ティアキンで気になっていた謎の答えが、ここで見えてきます。
ティアキン本編で語られた『封印戦争』の位置付け
ティアキン本編では、「龍の泪」と呼ばれる冒険の記憶を通じて、初代の王ラウルや女王ソニアの時代に起きた封印戦争の断片が語られます。
封印戦記は、この断片的にしか描かれなかった時代を丸ごと1本のストーリーとして掘り下げた作品です。
そのため封印戦記は、単なる「if」ではなく、ティアキンの世界観を補完する公式設定として扱われているんです。
厄災の黙示録と封印戦記、どちらも「過去を描く」作品でありながら扱いがこれほど違うのは、シリーズを知れば知るほど面白いポイントだと感じています。
ハイラルオールスターズDX:シリーズ統合の番外編
「ハイラルオールスターズDX」は、歴代『ゼルダの伝説』シリーズのキャラクターたちが一堂に会する、いわばお祭り作品です。
結論として、この作品は時系列チャートの中には組み込まれません。
複数の時代・複数の世界からキャラクターが集結する構造上、「いつの話か」を問うこと自体があまり意味を持たないんです。
Wii U版との違いと追加要素
DX版は、Wii U版『ゼルダ無双』と3DS版『ハイラルオールスターズ』のすべてのDLC・アップデート内容を1本に収録した、いわば決定版です。プレイアブルキャラクターは合計29名にのぼります。
Switch版だけの新要素としては、リンクとゼルダに『ブレス オブ ザ ワイルド』風のコスチュームが追加されたほか、BotWシリーズのamiiboへの対応、素材の自動選択機能、レジェンドモードのムービーを見返せるギャラリー機能などが加わっています。
時系列上の位置付け
歴代キャラクターが共演するお祭り企画である以上、正史・ifという枠組みでは語れない作品です。
「時系列を気にせず、いろんな時代のキャラで暴れたい」という方には、むしろこちらから入るのもアリだと思います。
『正史』と『if展開』の違い:なぜ厄災と封印戦記で扱いが異なるのか
ここまで読んで「結局、何が違いを決めているの?」と感じた方も多いはずです。
結論はシンプルで、本編ストーリーとの整合性が取れているかどうかが分かれ目になっています。
公式における『正史』と『平行世界』の定義
- 正史:本編(続編・前作)の設定として公式に組み込まれている物語
- 平行世界(if):本編とは矛盾する、あるいは本編で描かれなかった「もう一つの可能性」を描く物語
この定義を押さえておくと、無双シリーズ以外のスピンオフ作品を見るときも判断がしやすくなります。
厄災の黙示録がifである理由
厄災の黙示録は、ブレワイ本編の結末(四英傑が厄災に敗れる)とは異なる展開・結末を描いているため、平行世界として扱われています。
本編のプレイ体験を尊重しつつ、「もしも」の物語を楽しませてくれる構成になっているわけです。
封印戦記が正史である理由
一方の封印戦記は、ティアキン本編の設定・描写と矛盾しない形で作られています。
ティアキンの中で語られる過去の出来事を、そのまま詳細に描いた作品という位置づけなので、公式の歴史の一部として扱われているんです。
「正史」「if」の分類は公式の説明・インタビューに基づく一般的な理解です。
より厳密な一次情報については、任天堂公式サイトや公式ガイドブックでの確認をおすすめします。
ゼルダ無双をプレイするなら、どの順序がおすすめ?
結論として、どの作品から始めても大きな支障はありません。
ただし、より深く楽しみたいなら押さえておきたい順序があります。
本編を先にプレイすべきかどうか
厄災の黙示録は『ブレス オブ ザ ワイルド』、封印戦記は『ティアーズ オブ ザ キングダム』を先にプレイしておくと、感動が何倍にも膨らみます。
本編で「なぜこうなったんだろう」と感じた疑問が、無双シリーズで解消される瞬間は本当に気持ちいいものです。
初心者向けのおすすめ遊び順
世界観とキャラクターへの愛着を先に育てておく
厄災の黙示録なら過去の悲劇、封印戦記なら遥か昔の戦争を体験する
歴代キャラクターが集まるお祭り感を楽しむ
各作品の独立性と関連性
- 本編未プレイでもストーリーは理解できる作りになっている
- ただし、本編を知っているとキャラクターへの感情移入度が段違いに上がる
- 3作品はそれぞれ独立して遊べるが、通しで遊ぶと「ゼルダの世界史」が立体的に見えてくる
「全部プレイする時間はないから、まず1本に絞りたい」という人は、3作品を目的別に比較した記事もあわせてどうぞ。 ゼルダ無双はどっちが面白い?DX・厄災の黙示録・封印戦記を比較

ゼルダ無双シリーズについてよくある質問
ゼルダ無双シリーズの時系列:最後に整理する
- ハイラルオールスターズDXは時系列外の番外編
- 厄災の黙示録はブレワイのif展開(平行世界)
- 封印戦記はティアキンにつながる正史のプリクエル
- 本編を先にプレイすると、無双シリーズの感動が深まる
- どの作品からでも独立して楽しめる
3作品それぞれの立ち位置が見えてくると、ゼルダ無双シリーズの奥深さがより一層感じられるのではないでしょうか。
